大阪で「てっちり・てっさ」など、ふぐ料理の老舗。鮮てっちり 黒門 浜藤

ふぐのなんともいえぬ微妙な味わいの秘密はなんでありましょうか。例えば、てっさをよく噛んだ時のほのかな甘み。
それはふぐ身のエキスに含まれるアミノ酸の働き。そのアミノ酸の特徴としてはタウリンが多く含まれています。
タウリンは脳や目に大切な働きをします。湯引きなどに使われる皮のゼラチンはコラーゲンが含まれています。
その自然のやわらかさ、弾力性も味わいのひとつです。ふぐの身は、たんぱく質が約２０％脂肪がわずか０.1％と大変ヘルシーな魚です。美容食といって良いかもしれません。
その味をまとめあげ、引き出すのが浜藤の「ぽん酢」をはじめ、羅臼の昆布枕崎のかつお節を使った秘伝の鍋だし、すべての料理に使われている木祖の伏流水などなど、お品書きには載らない浜藤の名脇役たちです。